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新品と中古、厨房機器を選ぶのは購入金額だけではダメ

2018年06月29日

当たり前の話ですが、当然新品の方が良いです。
ではなぜ中古という選択肢が出てくるのか?実は掘り下げるととても深い問題になるのです。

 

 

新品と中古はどちらが得?

みなさんはほとんどが初期投資、イニシャルコストを抑えるため、中古という選択をしていることと思います。

全部とは言いませんが、確かに初期投資が少ないに越したことはないです。
では「浮いた」お金はどこに使っていますか?他の物品購入ですか?運転資金ですか?

要するに必要な資金計画がきちんとできていない場合が多いのです。さらに深掘りすると、資金が足りないということは、事業計画自体に無理があるのではないでしょうか?

計画的に中古機材という選択肢を活用するならば問題ないですが、そう出ない場合、無用なリスクを抱えてしまいます。

 

中古機材を選択するということは、いつ機械にトラブルが生じても仕方ないということです。中古機材はその流通やメンテナンス状況において確証が持てる業者が少ないのも事実です。安心な業者が選択できるなら大いに活用するべきだと思いますが、そう出ない場合、大きな火種を抱えることにもなります。

 

また考え方の違いもあるかも知れませんが、イニシャル部分は、事前に予算がしっかり計算できます。しかしランニングとなると、日々の売り上げは確定できるものではありませんし、いつ何が起こるか判りません。であればイニシャルにしっかりお金をかけて、その分ランニングはとことんコストダウンしていく。この方が確実です。

イニシャルでもし資金調達が難しいということは、事業計画がまだまだ甘いということです。金融機関を納得させるだけの計画を作り直してください。
結局は、しっかり計画的に活用できるなら中古を活用すべきで、そうでないなら新品を使うべきです。

 

 

メンテナンス計画を作っているか

モノには寿命があります。が、その寿命を少しでも長く有効に活用するなら定期的なメンテナンスは欠かせません。

一般的に冷蔵庫等のメーカーメンテナンス契約は割と高額です。しかし自分である程度はできるのです。週1回はフィルターの掃除をしたり、パッキン等の清掃をこまめにするなど。大きなメンテナンスは年1回しっかり入れるなど、これだけでずいぶん機械のモチは変わってくるはずです。

 

みなさん、フィルター掃除はしてますか?実情はほとんどしてないのではないですか?

冷蔵庫の冷え方も変わりますし、電気代にも影響します。こういったメンテナンスを計画立てて行う様にしてください。機械寿命が伸びます。ということは、買い換えるコストが減るということです。何十万円もする機械です。大切に使ってください。

 

 

機材の相場ってどのくらい?

大きな機材は特にそうですが、結構高いですよね。ネットで見るとだいぶ安いですが、これらは「運搬費」「搬入・設置費」「設置の際のケア」「運搬時の保証」が含まれていません。

これらを自分で手配しようとするとものすごく高額になることでしょう。
では機材ってどの程度が相場なのでしょうか?
はっきり言って価格はあってない様なものです。メーカー直販が安そうですが実はそうでもないです。

GENTRYコンサルティングでも機材販売しておりますが、それぞれのメーカーの直販より安く提供しております。だいぶ安いので価格は言えませんが・・・。

内装見積もりでご覧になると、高い場合と安い場合があると思いますが、実は内装業者にとって厨房機器の価格はそれほど重要ではありません。詳しくは言えませんが、価格は色々と調整できます。
ですので、機材購入において気にするべきは内装のトータルの費用です。

 

 

 

どこで買うのが一番良いか?

ウチで買ってください!と声を大にして言いたいです!安いですから!

という本音は置いておいて、機材を買う業者の選び方をお教え致します。

 

①まずは選択肢の一つとして、メーカー直販。

各メーカーの営業マンから直接購入する方法です。ある意味一番安心ですが、デメリットとしては価格が高めだということです。

それと営業マンのレベルにだいぶ左右されてしまうことがあるということです。

 

②次に当社みたいな卸売り専門店を使うことです。

メリットは、価格が安いことと、現場を知り尽くした担当が、キッチリ納品後やその他のことまでケアすると言うことです。
デメリットは現金支払ぐらいです。まぁこれはメーカー直販でも同じですが。

 

③第3の選択肢としては、ネットで買うことです。

メリットは販売価格が安いと言うことです。
デメリットは搬入設置等の手配とスケジュール調整を自分で行わなければならないと言うことです。
これは結果的に割と高くつきます。

搬入設置費用・・・舐めない方がいいですよ。
いろいろな選択肢がありますが、それぞれの状況に応じて使いこなすのが得策と思います。

 

大きな買い物です。失敗しない様にしてきちんと良い厨房を作りましょう!

 

 

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カテゴリー: 機材選定