事業コンセプトの作り方
事業計画書の中で、まず最初に決めて頂きたいのが「事業コンセプト」です。
これは簡単に言うと、事業の概要を端的にまとめたもの(全体像)です。
融資担当者などは、事業の概要を見ただけで融資の可能性をほぼ見極めてしまうと言います。
それほど重要な「事業コンセプト」の書き方について、これから説明します。
一目でわかるくらい簡潔に!
「一目でわかる」とはどういうことかと言いますと、1ページにすべてがまとまっているということ。そうです、コツは「ペライチで簡潔に!」です。
当たり前のことですが、書式や単位などの表記は統一してください。また、文章もわかり易い文章で書きましょう。
理念とビジョンについては、「何を達成したいの?」に詳しく載っていますので参考にしてください。
事業コンセプトには何を書けばよいのか?
記載しなければいけない内容は以下のとおりです。
これらの基本項目は確実に抑えておいてください。
例えば、内装工事の見積もり内容が曖昧になっていたり、店舗面積や座席数に対しての売り上げが過大だったりすると、手厳しく突っ込まれます。
詳しい記入方法は、無料ダウンロードの「事業コンセプト」で御覧ください。
お店の「ウリ」を作る!5W3Hマトリクス!
計画概要の基本項目に加えて、お店が開業して成功すると信じるに足る「ウリ」も伝えなければなりません。下の表をご覧ください。聞いたことがあるかもしれませんが、「5W3H」と呼ばれる確認項目をマトリクスにして分かりやすくしたものです。よく「フレームワーク」という呼び名でも登場します。細かいことは置いといて、赤で囲っている箇所を「売り上げを伸ばす」という視点で考えてみてください。ここがしっかり埋まっていけば、説得力のある「ウリ」はおのずと考えられてくると思います。そして赤枠内を理念とビジョン、サービス概要に反映させてください。
マトリックスの内容を簡潔に表記するには、それぞれを裏付ける要素が必要になります。
そこで、裏付けの根拠となる「各コンセプト」の作り方について、次回からお伝えします。